思索

自己投資の回収は、サラリーマンだと効果薄い。

自己投資と回収について

よく、自己投資をして、収入を増やしましょうということで自己啓発や資格取得を促す呼びかけを目にする。

これ自体は素晴らしいことだ。

ビジネスマンとして、新たなスキルや資格を身につければ、仕事でもパフォーマンスがあがるだろう。

だが、これが給料に反映されるか?というと疑問符が付く。

あなたの給料は、あなたのスキルに比例して増えているだろうか。

ここには、会社という組織で働く給料の原理がある。

サラリーマン組織での、社会主義

サラリーマン組織は、誤解を恐れずにいえば社会主義である。

平社員、係長、課長、部長と、役職者が居ることは居るが、

基本的にどんなに働いても、働かなくても 15万~50万などの給与の幅に収まってしまう。

それは、ある程度の給与を維持するために、給料の平準化が行われているからである。

あなたより仕事ができないAさん の働きが 0.8だとする。

あなたの働きが 1だとしても、

給料は 同じだとする。

これは、仕事のできないAさんの働きが足りない0.8をあなたの1で補っているから、

である。

仕事のできないAさんは、その会社に定年までしがみつくだろうから、会社はその社員を定年までずっと面倒を見続けるために 資金を用意しなければならなくなる。

そのための資金を準備するのが、出来る社員の仕事である。

昇進して、給料があがっても、スキルに比例してあがることが無いのはこういった訳がある。

ここでは、頑張っても それに比例して給料をあげることは出来ない、というサラリーマン組織の悲しさがある。

それならば、自己投資を回収するにはどうするか。

自己投資を、金銭面で回収するには、やはりフリーになって働くことが必要である。

副業という選択肢もあるだろう。

よく、会社員をやめてフリーとなった人から、フリーで仕事を受注したら今までの給与よりずっと高く(受注で30万~100万など)驚いたという話をよくきく。

これは、単発の仕事へのコストは、これぐらいが相場で実際それだけの価値があるのに、いつもの会社員での給料はその分の価値が平準化され、(減らされて)、毎月定額に落ち着いている、という悲しさがある。

であれば、やはりフリーになって、自分のスキルを存分につけて社会を渡り歩く方が自己投資の効果は増大する。

ネットなどで自分の努力を資産化すれば、時間労働でなくなるので、時間という投資効果も得ることが出来る。

以上、 自己投資を回収するには、フリーで働き、自分の成果を貯めて資産化するのが良いという話をしました。

その道を模索するのが、壮大な冒険であり、大変ながらも実りも必ずや大きくなることを確信している。

-思索